バスの正しい処分方法は?処分以外の方法も紹介

バスの正しい処分方法は?処分以外の方法も紹介

一般的なバスの寿命は使用年数20年、または走行距離約100万~200万kmとされており、故障やトラブルが多くなってきたら、廃車のタイミングかもしれません。

不要になったバスを保有したままでは自動車税などの出費がかさみます。そのため、廃車にする、買い取ってもらうなどの方法でバスを処分しましょう。

今回は不要になったバスの処分方法について紹介します。

不要なバスを処分する方法

不要になったバスを処分するには、解体して廃車にする、中古車買取業者に買い取ってもらう、ディーラーに下取りに出すなどの方法があります。

解体して廃車にする

損傷が大きいバスや故障して動かないバスの処分方法は、主に以下の2つです。

解体業者に引き取ってもらい、解体してから廃車にする
廃車買取業者に買い取ってもらい、解体してから廃車にする

解体業者の場合、タイヤ・座席・ドアパーツなどの、再利用できる部品があれば買い取ってもらえる可能性があるでしょう。

なお、不要になったバスは解体しただけでは廃車にしたことにはならず、バスの持ち主が住む地域所轄の陸運支局で、廃車手続き(永久抹消登録)を行う必要があります。廃車手続きは手数料を払えば業者が代行してくれる場合が多いです。業者が代行に対応していない場合は、自分で廃車手続きを行う必要があります。

バスの解体にはある程度の広さや専門的なノウハウが必要です。そのため、一般の自動車解体業者では解体を引き受けてもらえない場合があります。解体業者を探す場合はバス専門の業者を探すと良いでしょう。

中古車買取業者に買い取ってもらう

不要になったバスを、中古車買取業者に買い取ってもらう方法もあります。中古車買取業者は、買い取ったバスを整備し直したり部品を交換したりして、中古バスとして再度販売する業者です。バスがまだ走行可能である場合は、中古車買取業者に買い取ってもらうのがおすすめです。

しかし、故障した廃車寸前のバスでも、中古車買取業者に買い取ってもらえることもあります。バスの部品が全て劣化しているとは限らず、整備や部品の交換で中古バスとして再び走れる可能性があるためです。また、日本のバスは性能が良く、故障していても発展途上国などで需要があります。故障したからといって廃車にするのではなく、一度中古車買取業者に相談してみましょう。

バスの買い取りは一般の中古車買取業者ではなく、バス専門の業者に依頼した方が良いでしょう。専門業者の方が、車両の部品や装備などを評価してもらいやすく、高く買い取ってもらえる場合があります。買取業者には全国無料出張買取を行っている業者も多く、近くに買取業者がいなくても、インターネットを利用すれば業者を探せるでしょう。

ディーラーに下取りに出す

バスを販売するディーラーでも、廃車バスの引き取りや手続きを行ってくれる場合があります。ディーラーによって、新車バスを購入する際に古い車両を下取りしてくれ、新車購入の頭金にできる場合と、新車を購入しなくても中古車として引き取ってくれる場合とがあります。

ディーラーに下取りに出すメリットは、新車購入と同時に不要な車両を処分できるため、手間がかからないことです。新車購入と廃車の手続きが一緒にでき、不要車両の引取業者を探す必要がありません。

一方で、新車の購入を前提としているディーラーの場合、古い車両を引き取ってもらえない可能性があるというデメリットもあります。また、ディーラーでの下取り価格は安くなりやすい点も押さえておきましょう。ディーラーは引き取った車を中古車として再販しますが、再販する際に部品の交換や再販準備にコストがかかります。そのため、下取り価格を安価に設定する傾向です。

新車バスを購入する予定があり、古いバスの廃車に手間をかけたくない場合は、ディーラーに相談してみるのも一つの手です。

バス処分の流れを方法別に紹介

バス処分の流れを各方法別に紹介します。

解体して廃車にする

解体業者や廃車買取業者に依頼する場合は、電話・メール・FAX・LINE・業者のWebサイトにある専用フォームなどから、廃車の引取依頼や無料査定を申し込みます。車両の情報を詳しく伝えるため、車検証を手元において行いましょう。

その後、業者による現地査定を行い、正式な査定金額が提示されます。

査定金額に納得がいったら契約です。契約締結後は業者に車両を引き取ってもらい、書類手続きなどを行った後、買取金額が指定口座に振り込まれます。

廃車手続きを業者に代行してもらわない場合は、自分で手続きが必要です。廃車手続きを行う前に業者にバスの解体を依頼して、解体をしてもらいます。解体後に渡される書類を持って、陸運支局の窓口で抹消登録の申請を行いましょう。

中古車買取業者に買い取ってもらう

中古車買取業者に買い取ってもらう場合は、手元に車検証を用意し、インターネット・電話・FAXなどで買取業者に買取依頼や、無料査定を申し込みます。

次に、現地で買取業者による査定を行います。

査定結果が出て査定額に納得がいったら、売買契約に進みましょう。買取業者と契約を結び、バスの譲渡に必要な各種書類の提出を行います。

売買契約が締結したら買取業者に車両を引き取ってもらい、業者から買取金額を銀行振込などで受け取り、バスの買い取りは終了です。

ディーラーに下取りに出す

ディーラーに車の下取りに出す場合は、新車の見積もりを出してもらうのと同時に見積もりを依頼するのが一般的です。

その後、新車の購入契約と古い車の下取り契約を行います。契約の際にいくつか必要な書類があるため、準備しておきましょう。契約を結べたら、新車の購入代金から古い車両の下取り金額を差し引いた代金をディーラーに支払います。

新車が納車されるまでは今までの車両を保有し、新車の納品時に古い車両の引き渡しを行います。

具体的なバスの下取りの方法や流れについては、ディーラーに問い合わせましょう。

バスを買い取ってもらうときのコツ

買取業者にバスを少しでも高く買い取ってもらうには、可能な限りバスの掃除をしておく、見積もりを比較するなどのコツがあります。

可能な限り掃除しておく

バスの車体と車内を可能な限り掃除しておきましょう。バスの外観の良し悪し、車内の清潔さは買取時の査定に大きく影響するためです。

バスの車体はしっかりと洗ってきれいにしておきます。バスの足回りや車体底も忘れずに、泥落としや洗浄をしておきましょう。

バスの車内の汚れも可能な限り落として、清潔にしておきましょう。まずは、車内を消臭します。その後、座席・通路・荷物棚・カップホルダー・カーテンなどあらゆる場所を、中性洗剤を使って拭き掃除をしましょう。トランクルームも忘れずにきれいにしておきます。

見積もりを比較する

バスの買い取りの際は、複数の業者に査定を依頼して見積もりをしてもらい、比較しましょう。買取業者によって査定価格が大きく異なる場合があるためです。買取業者はそれぞれ強みが大きく異なるため、どの業者が高く買い取ってくれるかは査定してみないと分かりません。そのため、なるべく多くの買取業者に見積もりをしてもらった方が良いでしょう。

また、複数の業者に同時に査定依頼をかけると、業者間で価格競争が行われ相場より高く売れる可能性が高まるため、複数の見積もりを取るのをおすすめします。

バスを廃車にする前に中古車買取業者に相談してみよう

不要になったバスを処分するには複数の方法がありますが、中でもおすすめは中古車買取業者に買い取ってもらう方法です。

故障したバスでも部品交換をすれば、国内や海外で中古バスとしての需要があるため、中古車買取業者に高く買い取ってもらえる可能性があります。バスを廃車にする前に、一度中古車買取業者に相談してみましょう。

中古バスの事ならジャパンバスネットにお気軽にご相談ください

お問い合わせはお気軽に!

中古バス販売・買取の「ジャパンバスネット」

ジャパンバスネットは、国産バス・輸入バス・リフト付バス・トイレ付バス等、
高年式低走行車両を中心とした中古バス販売買取の専門業者です。

028-908-4519

受付時間 09:00〜18:00(土日祝休)

新簗瀬営業所

栃木県宇都宮市簗瀬町1433-4

第二展示場

栃木県宇都宮市簗瀬町2521-1

展示場

栃木県宇都宮市簗瀬町1440-1