三菱ふそうの中古バスの特徴は?メーカー情報や費用相場
バスを製造しているメーカーはたくさんありますが、その中でも根強い人気を誇っているのが三菱ふそうです。
三菱ふそうのバスの特徴や、多くのドライバーに支持される理由を紹介します。
三菱ふそうのバスは丈夫なため中古でも人気があります。実際に中古で三菱ふそうのバスを購入する場合はどれくらいの費用がかかるのかについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
三菱ふそうはどんなメーカー?
三菱ふそうはかつては三菱自動車工業株式会社の傘下でしたが、2003年に独立したメーカーです。
バスとトラックの製造に特化しているのが特徴で、三菱自動車ならではの安全性、デザイン性などの高い技術をそのままバス、トラックの製造に活かしています。
とくにエンジンには強いこだわりがあります。
いずれのバス、トラックでも安定して長時間の走行ができるように設計されており、もちろん低燃費で省エネな性能です。
ドライバーだけでなく乗客も安心、快適に車内で過ごせる工夫が詰まっているため三菱ふそうのバスを選ぶバス会社も多いです。
三菱ふそうの販売するバスの7つの特徴
三菱ふそうの販売するバスにはさまざまな魅力が詰まっています。
その特徴を7つまとめましたので、バスのメーカー選びにお困りの方はぜひ参考にしてください。
最小限の力でギアチェンジができる
三菱ふそうのバスにはフィンガーコントロールトランスミッションという、最小限の力でギアチェンジができるシステムが搭載されています。
このフィンガーコントロールトランスミッションは三菱自動車工業株式会社が開発し、それを三菱ふそうが受け着いたものです。
バスには大きなシフトレバーがあり、これを長時間操作するのは大変でした。
ですがこのシステムを搭載することで、指先で簡単にギアチェンジができます。女性ドライバーでも操作がしやすくなりました。
マルチ情報システムを搭載
三菱ふそうのバスには運転しながらドライバーがさまざまな情報をチェックできるマルチ情報システムが搭載されています。
このシステムには燃料の残量、走行距離などがわかりやすく表示されています。
運転中はちょっとした脇見も大事故につながりますが、このように一目瞭然のシステムを搭載することで、ドライバーの負担や事故の可能性をしっかり下げてくれます。
万が一バス内部に異常があった際もすぐにこのシステムが知らせてくれるので、メンテナンスで見落としていた点も早期に発見できます。
万が一の際にも大事故を防ぐ
三菱ふそうが独自開発したモニターでは、ドライバーの注意力を常時チェックできます。
運転の癖を計測し、注意力が低下したと察知したらすぐにモニターが警告を出してくれます。
夜間の運転、長時間の運転ではどうしても注意力が低下しがちですが、このような警告が出ることで休息を取る時間を確保したり、より気持ちを引き締めて運転したりできます。
急ブレーキを踏んだ際は自動的にハザードランプが点灯し、後続車との衝突を避けるシステムも搭載されています。
その他、車間距離を適度に取るシステムや衝突を未然に防ぐブレーキなど、万が一の際により大きな事故になってしまうことを避ける工夫がたくさん詰まっています。
メンテナンスのしやすいリッド
バスを毎日安全に運転するためにはメンテナンスが欠かせません。
バスは車検に出す頻度などが細かく決められていますが、日々の日常点検は各バス会社でドライバーが個人個人でおこなう必要があります。
メンテナンスのしにくい仕様だとその分面倒になり、「これくらい大丈夫」と欠陥を見落としてしまう可能性も高くなります。
三菱ふそうのバスはリッドが大きく開く設計になっており、バスの内部がすぐに見えます。
メンテナンスしやすく、目視でちょっとした欠陥に気づきやすいというのも大きな特徴の一つです。
日々の安全な運転を、メンテナンスのしやすさという面からもサポートしています。
フロントガラスや窓が大きい
三菱ふそうの観光バスはフロントガラスが一枚のみのものが多いです。
大型バスのフロントガラスを一枚のみにすることで視界を良好にし、悪天候での運転でもより安全なものにしてくれます。
また、三菱ふそうの大型の観光バスの中には横の窓が大きい種類もたくさんあります。
観光名所の景色を楽しみながら移動ができるのは、乗客にとっても嬉しいポイントです。
長時間バスに乗ると酔ってしまうという方でも、大きな窓から外の景色を見ることができれば気分もましになるでしょう。
乗り心地のいいサスペンション
三菱ふそうのバスには前輪と後輪で違うタイプのサスペンションがついています。
このサスペンションを工夫することでバスの衝撃を吸収し、快適な乗り心地をサポートしてくれます。
長時間のバス移動になると腰やお尻が痛くなってしまうという方も多いですが、三菱ふそうのバスなら揺れを最小限に留めてくれるため長く快適に座り続けられます。
バス酔いしてしまいがちな方にとっても嬉しいポイントです。
スタイリッシュな外観デザイン
三菱ふそうのバスは外観のデザインにもこだわっています。
正面から見たとき、また真後ろから見たときにVラインが走っているのがわかります。
このVラインがバス全体をスタイリッシュな印象にしてくれています。
観光バス、大型バスは野暮ったくなりがちだったり、そもそも外観デザインにまで配慮されていなかったりすることも珍しくありません。
ですが三菱ふそうのバスなら乗り込む前にもデザイン性を楽しめます。
特徴的なVラインは、観光バスを利用するお客様が目印にするのにも役立ちます。
三菱ふそうのバスは中古もおすすめ
三菱ふそうのバスは上記のようなさまざまな特徴があり、安全性、快適性、デザイン性のすべてが優れています。
中古であってもその特徴は変わらないため、予算を抑えるためにも中古の三菱ふそうのバスもおすすめです。
近年三菱ふそうでは観光バスの製造が追いついておらず、新車を購入するのが難しい、納車がかなり先になってしまう可能性も高いです。
中古であっても状態のいいバス、きちんとメンテナンスされているバス、保証つきのバスを選べば、安心して乗り続けることができます。
三菱ふそうの中古バスを購入する際はいつ製造されたものか、どのシステムが搭載されていてどのシステムが搭載されていないか、走行距離やアフターフォローなど、値段以外の部分もきちんと見極めましょう。
三菱ふそうの中古バスの費用相場は?
三菱ふそうの中古バスは低価格のものであれば150万円程度で入手できるものもあります。
ですが大型の観光バス、最新のシステムが搭載されたバスになると価格は1500万円以上になるものもあります。
バスにどの機能を求めるかによっても変動しますが、平均的には500万円から800万円程度を予想しておくといいでしょう。
三菱ふそうの中古バスで安全快適な走行を
三菱ふそうのバスの特徴について紹介しました。
三菱ふそうは安全性が高く、ドライバーのことも乗客のことも考えられた設計です。
中古市場でも三菱ふそうのバスは需要が高く人気があります。
大きさ、年式、走行距離、搭載されているシステム、金額などを鑑みて、ぴったりの中古バスを選びましょう。