バス運転手にも英語力が求められている理由を徹底解説

バス運転手にも英語力が求められている理由を徹底解説

通勤通学や毎日のお買い物、ちょっとしたお出かけに観光など、お客様のさまざまなシーンにおける便利な移動手段として利用されるバス。何事もなく安全に目的地までお届けすることが何よりも大切ですが、できるだけ安心して乗車してもらうには、お客様への丁寧な対応も欠かせません。

そこでバス運転手に必要な接客スキルとして身につけておきたいのが、海外の方々とも適切なコミュニケーションを取るための英語力です。

本記事では、バス運転手にとって英語がどのように役立つのか、まずは具体的なメリットを解説。あわせてバス運転手がよく使いやすい便利で簡単なフレーズや、おすすめの勉強方法などもご紹介していきます。

外国人乗客にも対応するためにはバス運転手の英語力も大切

添乗員やバスガイドなどがいない場合には、バス運転手が直接にお客様と接する必要があります。

そのため、どのようなお客様に対しても、よりスムーズにご案内したり質問に回答できたりすることは、バスの運転手としても重要な素養です。
今後は、英語での対応も求められてくるでしょう。その理由を詳しく解説いたします。

今後海外観光客が増える見込みがある

近年は感染症対策の影響もあり、海外からのインバウンド需要は厳しい状況になっていました。しかし、外務省より2022年10月11日以降の水際措置緩和が発表され、海外からの来日や滞在が解禁されました。

そうした中で、昨今は円安にもなっているので、海外からの日本旅行がしやすくなっています。

このように、今後はさらに海外観光客が増えていく見込みがあります。外国人のお客様が乗車される機会も増加する可能性が高いでしょう。いざという時に困らないためにも、バス運転手が英語を話せるほうが、何かと安心です。

海外からのお客様にとっては分からないことが多い

例えば、路線バスなどで乗車方法に地域差があるように、海外と日本では文化も習慣も異なることが多々あるため、言葉で説明しないと伝わりにくいケースも考えられるでしょう。

場合によっては、バス内のルールなどが分からないと、乗車された外国人のお客様だけでなく、そのほかの乗客の迷惑になってしまう可能性もあります。誰もが安全かつ快適にバスを利用できる空間にするためにも、バス運転手が英語に対応できるようにしておくのがベターでしょう。

英語ができないとロスタイムを生む可能性がある

あまり土地勘がない観光客の場合、バスの乗り降りの際に「これはどこまで行きますか?」「ここに行きたいのですが」といった質問をするのはよくあるパターンです。そこでもし英語で話しかけられて、何を言われているか理解できないと、やり取りに時間がかかってしまうケースも考えられます。

突然、外国語で話しかけられると、誰でも少しは焦ってしまうものです。どう対応していいのか迷ってしまうと、それだけでロスが生じてしまい、決まった運行時間からズレてしまう可能性も。なるべく滞りなく運行するためにも、英語が使えると便利です。

顧客満足度の向上が目指せる

外国の方に対して、英語で円滑にコミュニケーションができれば、少なくともそのお客様の満足度は高まるでしょう。また英語でのご案内によって、バスのサービス性を保つことにつながれば、乗客全体にとっての快適な運行につながる場合もあります。

どのようなお客様に対しても、しっかりと寄り添う姿勢が見られるのは、当事者以外の視点からしても気分が良いものです。バス会社全体のイメージアップになる可能性もあるでしょう。

バス運転手が覚えておきたい頻出の英語表現3選

バスの運転手

ここからは、バスの乗客とのコミュニケーションでよくあるパターンをピックアップし、具体的な英会話でのやり取りの仕方をご紹介していきます。

バスの行き先の説明

【質問例1】このバスは○○まで行きますか?
Does this bus stop at ○○?
Does this bus bound for ○○?
Does this bus go to ○○?

【回答例1】
This bus goes to ○○.(このバスは○○まで行きます)

【回答例2】
This bus does not go to ○○.(このバスは○○には停まりません)

【回答例3】
If you go to ○○,please take the next bus.(○○に行くには、次のバスに乗ってください)

【回答例4】
If you go to ○○,please get off this bus at □□.(○○に行くには、□□で降りてください)

バスの乗り方

【案内例1】乗車料金は○○円です。
The fare is ○○ yen.

【案内例3】乗車料金は前払いです。
The fare is paid in advance.

【案内例2】整理券を取ってください。
Please take a numbered ticket.

走行中のご案内

【案内例1】次でお降りの方はボタンを押してください。
Push the button for the next stop.
Please push the button, If you get off at the next stop.

【案内例2】走行中は席を立たないでください。
Please don’t leave your seat while driving.
Do not stand up until the bus stops.

バス運転手におすすめの勉強方法3選

バスの運転席

ここまでにはよく使う英語の例文を見てきましたが、実際には相手の話を聞き取ったうえで、会話できるレベルになるのがベストです。そこで確かな英語力を磨くために、おすすめの勉強法もご紹介します。

参考書を使って独学する

やはり手軽なのは、自分で参考書を購入して勉強する方法です。

本なら通勤時間や手の空いた隙間時間を使って勉強できるため、忙しい時にも便利でしょう。リスニングのCDなどが付録されているものもあるので、きちんと聞き取りや発音も学びたい場合におすすめです。

英会話に通う

理解度や習熟度を重視するなら、人に教えてもらうのが早いでしょう。とくに全く英語が分からない状態から勉強するのであれば、プロの講師に任せるのが無難です。

最近では動画配信によるライブ授業や、e-ラーニングなどの映像講座といった、オンラインでの英会話教室サービスも出てきています。通う手間を省きたい場合にも便利です。

アプリを活用する

近頃はスマートフォンが広く普及したこともあり、英語学習のアプリも次々に登場しています。スマートフォンであれば、かなり手軽に学べます。

じぶんに合う英語学習アプリを探してみるのも良いでしょう。勉強に対するハードルも下がるため、あまり時間がない場合にもおすすめです。

バス運転手で英語が使えればサービスが向上する

今後は、海外の方が日本に来訪する頻度も上がっていくことが想定されます。

公共交通機関となるバスでも、外国人のご利用者は増える見込みです。そうした状況で、より質の高いサービスを提供していくには、英語も大切な要素になるでしょう。

幅広いお客様が快適に乗車できる体制を作るためにも、バス運転手として英語力を磨いていくのは効果的です。ぜひ英語力にも注目しながら、顧客満足度につなげていきましょう。

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