マイクロバスの購入・維持費用はどのくらい?お得に購入するコツも紹介

マイクロバスの購入・維持費用はどのくらい?お得に購入するコツも紹介

マイクロバスはレンタルすることも可能ですが、日々の業務で頻繁に利用する場合は購入した方がコストを節約できます。

ただ、マイクロバスの運転には所定の免許が必要になるほか、購入後も維持・管理費用が発生します。

購入後に後悔することのないよう、あらかじめマイクロバスの基礎知識をしっかり押さえておきましょう。

ここでは、マイクロバスの定義や、必要な免許、購入・維持にかかる費用、中古バスを選ぶ際のポイントについて解説します。

マイクロバスの定義とは

マイクロバスとは一般的に、乗車定員が11~29人未満、正座席が20席前後(補助席は5席程度)、車両総重量8t未満のバスを指します。

英語で「ミニバス(mini bus)と呼ばれることからも分かる通り、大型・中型バスよりもコンパクトなサイズのバスとなります。

短距離の送迎や小規模な日帰り旅行などに用いられることが多く、用途によってはテレビやビデオ、カラオケなどの設備をそなえているものもあります。

一般手金翹バスに比べると客員数は少なくなりますが、そのぶん購入費や維持費が少なく、経済的なところが大きな特徴です。

小型バスとの違い

一般的なバスは大型・中型・小型の3タイプに区分されますが、このうち最もコンパクトな小型バスは定員やサイズがマイクロバスとほぼ同じです。

両者の違いは補助席とトランクルームの有無、そしてシート配列にあります。

小型バスは小規模ながらトランクルームがある一方、補助席なしのタイプが多く見られます。

一方のマイクロバスは5席程度の補助席がある反面、トランクルームは基本的に備えていません。

シート配列は小型バスが通路をはさんで両側に2席を配置しているのに対し、マイクロバスは通路を挟んで片側が2席、もう片側は1席になっているのが基本です。

マイクロバスの購入に必要な免許

バスの運転

運転免許は大きく分けて第一種免許と第二種免許の2つがあり、さらに運転する自動車の種類(大型自動車、中型自動車など)に応じて複数に区分されています。

自動車の種類は車両総重量や最大積載量、乗車定員によって区分されますが、車両総重量8t未満、乗車定員29人未満のマイクロバスは「中型自動車」に分類されます。[注1]

中型自動車を運転するためには、中型免許あるいはその上位にあたる大型免許を取得する必要があります。

なお、マイクロバスを旅客自動車として利用する場合は、中型二種免許を取得しなければなりません。

ここでいう「旅客自動車」とは、個々の需要に応じて有償で旅客を運送する際に用いる自動車のことです。

そのため、自家用バスや送迎用の自家用車としてマイクロバスを運用する場合は中型一種免許でも運転できますが、観光バスとして利用する場合は中型二種免許を取得する必要があります。

なお、中型免許を取得するには、20歳以上かつ免許期間2年以上の実績が必要です。

マイクロバスの車両代の相場

マイクロバスは大型バスや中型バスに比べると、リーズナブルな価格で購入できるところが利点です。

具体的な価格は座席数や設備によって異なりますが、新車の場合、乗車定員20名前後かつ標準ボディなら700~800万円がおおよその相場となります。

一方、同じ新車でも、乗車定員が27~28名程度で、横に長いロングボディの場合は、1,000~1,100万円程度が相場となります。

費用を抑えたいなら中古のマイクロバスがおすすめ

マイクロバスの購入費を安く抑えたいのなら、中古車を検討するのがおすすめです。

中古マイクロバスの価格相場は年式や車の状態、走行距離などによって異なりますが、400~500万円程度とされています。

安い車両だと100万円程度で販売されているものもあり、新車のおよそ1/2~1/10の価格でマイクロバスを購入することが可能です。

購入費を節約できるのはもちろん、中古バスの方が新車よりも販売台数が多く、選択の幅が広がりますので、ニーズに合ったマイクロバスを安く購入したいのなら中古車を検討することをおすすめします。

マイクロバスの維持・管理費用

マイクロバスを維持・管理するには、さまざまなコストが発生します。

ここでは、マイクロバスの主な維持・管理費用を4つご紹介します。

車検代

定員11名以上のマイクロバスの車検有効期間は1年と短く、毎年車検を受ける必要があります。[注2]

車検では自動車重量税・自賠責保険・印紙代の3つを必ず負担するほか、車検を依頼した業者に整備代や車検代行費用などを支払わなければなりません。

エコカー減税の対象であれば自動車重量税は免除または減税されますが、その他の費用は毎年負担することになります。

ガソリン代

マイクロバスは軽油タイプとガソリンタイプの2種類があり、前者の場合はガソリンよりも単価が安いので、ガソリン代の負担も軽減されます。

ただ、業務用として頻繁に利用する場合はガソリン代もかさむので要注意です。

駐車場代

マイクロバスは車両サイズが大きいため、一般的な駐車場にとめることはできません。

会社の敷地内にマイクロバスを駐車できるスペースがあれば問題在りませんが、そうでない場合は別途、マイクロバスを保管しておける専用の駐車場を契約する必要があります。

マイクロバス専用の駐車場は数が少ない上、契約費用も普通乗用車より割高になります。

任意保険

マイクロバスは普通乗用車に比べると乗車定員が多いので、任意保険の保険料も割高になりがちです。

特に不特定多数の人を乗せる場合、保障も広範囲にわたるため、保険料が高額になるおそれがあります。

これらの維持・管理費用は、マイクロバスを保有している間、ずっと負担しなければなりません。

年間の維持・管理費だけでも相当な出費になりますので、マイクロバスにかけるお金を節約したいのなら、中古車を購入して初期投資費を減らし、そのぶんを維持・管理にあてた方がよいでしょう。

中古バスを選ぶ際のポイント

マイクロバス車内

中古のマイクロバスを購入する際に押さえておきたい選び方のポイントを3つご紹介します。

1.価格だけで選ばない

中古バスは新車に比べてリーズナブルなところが魅力ですが、だからといって価格だけで選ぶのはNGです。

もちろん、安くて状態の良い車もたくさんありますが、同じ年式・型式のバスなのに価格に大きな差がある場合、安い方は劣化が進んでいる可能性があります。

購入費を抑えられても、整備にお金がかかっては意味がありませんので、バスの状態と価格のバランスが取れているかどうかをチェックすることが大切です。

2.信頼できる会社かどうか

マイクロバスの販売を行っている会社は複数ありますが、中にはオドメーターを改ざんしたり、状態の悪さを隠して高額で売りつけようとする悪質な業者も存在します。

公式サイトや口コミ、電話対応の良さなど、いろいろな方面から業者をチェックし、信頼できる会社を選ぶようにしましょう。

3.過去の用途を確認する

過去にそのバスがどんな目的で、どのような地域を走っていたのかも重要なポイントのひとつです。

たとえば豪雪地帯では道路に融雪剤を撒く習慣がありますが、融雪剤が車体の底部に触れると劣化が進みやすくなるといわれています。

また、温泉地や海沿いなどを頻繁に走行していた車も、硫黄や塩害の影響を受けて車体が傷んでいる可能性があるので要注意です。

マイクロバスを安く購入したいのなら中古バスを検討しよう

マイクロバスは大型・中型バスに比べると安価で、中型免許があれば運転できるのが利点です。

ただ、安いといっても新車の相場は700~1,000万円程度となっており、購入するにはまとまった資金が必要になります。

予算を抑えてマイクロバスを手に入れたいのなら、新車の1/2~1/10くらいの価格帯で購入できる中古バスの購入を検討されることをおすすめします。

[注1]国土交通省:自動車の種類[pdf]
[注2]国土交通省:自動車検査証の有効期間

中古バスの事ならジャパンバスネットにお気軽にご相談ください

お問い合わせはお気軽に!

中古バス販売・買取の「ジャパンバスネット」

ジャパンバスネットは、国産バス・輸入バス・リフト付バス・トイレ付バス等、
高年式低走行車両を中心とした中古バス販売買取の専門業者です。

028-908-4519

受付時間 09:00〜18:00(土日祝休)

新簗瀬営業所

栃木県宇都宮市簗瀬町1433-4

第二展示場

栃木県宇都宮市簗瀬町2521-1

展示場

栃木県宇都宮市簗瀬町1440-1