高速バスの燃費はどのくらい?燃費向上のための8つのポイントも紹介

高速バスの燃費はどのくらい?燃費向上のための8つのポイントも紹介

長距離の移動をする高速バスのコストを下げるためには燃費に着目する必要があります。

高速バスの燃費はどれくらいなのかを確認した上で、燃費を向上させる工夫をしていきましょう。

高速バスの燃費を下げてしまう理由も紹介するので、現状のバスの運転や管理に問題がないかを確認してください。

高速バスの燃費はどのくらい?

まずは高速バスの燃費を確認しましょう。

高速バスは、一般的なものの他ハイブリッドバスも増えてきています。

ハイブリッドバスは燃費がいいだけでなく地球環境に優しく乗り心地がいい、運転しやすいなど、多くのメリットがあります。

その分一台にかかる購入費用は高額になります。通常の高速バスの燃費と比較して、どちらを購入する方がコストカットに貢献できるかを考えましょう。

通常の高速バス

通常の高速バスは、1リットルあたり3キロメートル程度が燃費の相場です。

運転の仕方やメンテナンスの方法などによって燃費は上下しますが、長く使い続けている高速バスの場合は部品の劣化などによりさらに燃費が落ちている可能性もあります。

中古車を購入する場合、安くても燃費が悪いとランニングコストが高額になってしまいます。

ハイブリッドバス

一方でハイブリッドバスは1リットルあたり4キロメートル程度の燃費が期待できます。

通常の高速バスと比較するとそれほど大きな違いはないように見えますが、高速バスのような大きな乗用車にとってこの1キロメートルの差は非常に大きいです。

ハイブリッドバスは通常の高速バスと比較すると数百万円ほど価格が跳ね上がりますが、ガソリン代のことなどを考慮するとコスパがいい可能性も高いです。

高速バスの給油のタイミング

高速バスは長距離の移動をおこないます。そのため途中で給油をおこなわなければならないこともあります。

給油のタイミングはバス会社、車両の種類によっても違うのでこれが正しい、というタイミングはありません。

ですが、多くの場合は出発時と帰庫時に給油するのが一般的です。

燃費がいい高速バスであれば少ない給油で済むためわざわざ給油のために割く時間も少なく、スムーズにバスを運用できます。

一方で燃費が悪いバスの場合は出発時と帰庫時だけでなく、途中で給油を挟まなければならないこともあります。

高速バスの燃費を向上させる8つのポイント

窓を開ける

高速バスの燃費を向上させるために意識したいポイントを8つ紹介します。

燃費を向上させることで燃料代が安くなる、バスの負担が少なくなる、給油の時間や手間が省けるなどさまざまなメリットがあります。

取り入れられる方法から実践してみてください。

冷暖房を使いすぎない

冷暖房を使うことで多くの燃料を消費してしまいます。

冬場や夏場であっても、車内の冷暖房は使いすぎないようにしてください。

快適な室温になったら冷暖房を切る、窓を開けて外気を取り込む、設定温度を上げすぎない、下げすぎないなどの対策ができます。

また、乗客がいない場合は冷暖房を使いすぎないようにするよう意識してください。

急発進しないように意識する

止まった状態から発進する際には多くの燃料を消費します。その中でも急発進はとくに燃費を悪化させる原因となります。

一時的に大きな力を作り出さなければならない急発進はバスの燃費を下げ、バスへの負担にもなってしまいます。

発進するときはできるだけゆっくりとしたスピードから動かし始めるようにしてください。

停車する回数を減らす

バスを発進させる際に多くの燃料が消費されます。

そのため、発進の回数を減らすためには停車する回数を減らすことが一番です。

信号で赤になるとき、渋滞に並ぶときなどは車間を詰めて停車するのではなく、車間をしっかり取った上でゆっくり走り、停車しないようにするという走り方もあります。

この方法は他の乗用車の迷惑になる可能性もあるため、シーンを見極めておこないましょう。

スピードを上げすぎない

高速バスのエンジンの回転数は燃費に影響を与えます。

回転数はバスの大きさやエンジンの大きさによって違いますのでぜひ一度確認してみてください。

この回転数に応じたスピードで走らせているときがもっとも燃費がいい状態です。

一方で、これよりも早く走らせるとエンジンに負担がかかり、燃費が悪くなってしまいます。

スピードの出しすぎは燃料を使いすぎるだけでなくパワーを出しにくい、非効率的な走り方ですので注意してください。

エンジンオイルを交換する

エンジンオイルの交換を定期的におこないましょう。

エンジン部分が汚れていると燃費が悪くなります。また、オイルが不足しているとエンジン部分の部品の摩擦が大きくなり、エンジンの劣化につながります。

定期的にエンジンオイルを交換することでエンジンを常に綺麗な状態に保ち、部品の劣化を防ぎ、燃費がいいまま長持ちさせられます。

タイヤの交換、メンテナンスをおこなう

タイヤも高速バスの燃費には大きな影響を及ぼします。

タイヤの空気圧が低いと道路とタイヤで発生する摩擦が大きくなり、その分エネルギーを消費してしまいます。

高速バスはタイヤの数が多いので、それだけ摩擦による燃費の影響は大きいことを理解しましょう。

タイヤの空気圧は随時確認し、低くなっているようであれば定期的に空気を入れるようにしてください。

給油の際に満タンにしない

給油の回数を減らすために一度の給油で満タンにしてしまう方は多いです。

ですが、高速バスを満タンにするためには大量の燃料が必要です。

その分車体自体が重たくなり、バスの燃費を下げる原因になってしまいます。

走行予定の距離を確認し、充分な量だけを給油するようにしてみてください。

給油回数を減らすために満タンにしていたつもりでも、適切な量を給油した方が少ない量でたくさん走れる可能性もあります。

高速バスの燃費が下がる理由

バスのメンテナンス

高速バスの燃費が下がってしまう理由は、機材の劣化と運転手の技量による部分が大きいです。

エンジンオイルなど、機材が劣化することで高速バスの燃費は悪くなります。

長く使っていれば機材の劣化は避けては通れませんが、定期的にメンテナンスをおこない、必要であれば修理をしたり部品を交換したりすることで劣化を最大限防ぐことは可能です。メンテナンスの頻度を上げる、チェック項目を増やすなどして、バスを長く大切に使い続けられるようにしましょう。

また、運転手が急発進、急停車を繰り返したりスピードを上げすぎたりしているとバスに負担がかかり、燃費もどんどん悪くなってしまいます。給油回数が増えるだけでなく、メンテナンスや修理にかかる費用も増える可能性が高くなります。乱暴な運転は乗客の満足度を下げ、事故につながる可能性もあります。今一度運転手の研修を徹底しておこなうことも検討してみてください。

高速バスの燃費を改善しよう

高速バスの燃費について解説しました。

高速バスの燃費を向上させることで、給油の手間や時間を省き、燃料にかかるコストを抑えられます。

運転の方法や機材の劣化などによって高速バスの燃費は落ちてしまいますが、運転方法の見直しやメンテナンスなどを徹底し、できるだけ長く高い燃費を維持できるようにしましょう。

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