エアロエース/エアロクィーンの特徴は?魅力やバリエーションを紹介

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エアロエース/エアロクィーンの特徴は?魅力やバリエーションを紹介

エアロエースとエアロクィーンは、いずれも三菱ふそうトラック・バス株式会社からリリースされている大型観光バスです。主に貸切観光バスや都市間高速バスとして利用されており、国内でもトップクラスのシェアを誇っています。

今回はエアロエースとエアロクィーンの特徴や、両者の違い、それぞれの魅力、主なバリエーションについてまとめました。エアロエースやエアロクィーンの購入を検討している方、どちらが良いか迷っている方はぜひ参考にしてください。

エアロエース/エアロクィーンはどのようなバス?

エアロエースとエアロクィーンは、日本を代表する商用車メーカーである三菱ふそうトラック・バス株式会社が開発・製造する大型バスです。

三菱ふそうは日本だけでなく、世界約170の国と地域にトラックやバスを提供しているメーカーであり、90年以上にわたって時代のニーズに合わせたトラック・バスをリリースしてきました。

エアロエース、エアロクィーンの前身となるエアロバスシリーズを発売したのは1983年です。その6年後には、力強い走りとゆったりとした豪華な室内を併せ持つエアロクィーンが発売され、2007年には新たなシリーズブランドとして、観光用にも高速路線用にも使えるエアロエースが誕生しました。

両者は2025年現在に至るまで何度かモデルチェンジを繰り返し、今もなおバス業界を牽引する主力バスとして高い人気を誇っています。

エアロエースとエアロクィーンの定義

エアロエースとエアロクィーンは同じエアロバスシリーズに分類されますが、それぞれタイプが異なります。

エアロエースはデッキ(床)が高いハイデッカーモデルと呼ばれるタイプで、一般的なバスに比べるとデッキがタイヤよりも高い位置に来ることから、客席をフラットにできるという特徴があります。

一方のエアロクィーンは、ハイデッカーモデルよりもさらにデッキの位置を高くしたスーパーハイデッカーと呼ばれるモデルです。デッキの位置をより高くすることで中二階の仕様になっており、客席からの目線が一段階上がる仕組みです。

現在はバスの全高が3.6m以上のものはスーパーハイデッカーと呼ばれており、ハイデッカーモデルとは明確に区別されています。なお、1階と2階の両方が客席になっている二階建てバスは、ダブルデッカーモデルと呼ばれています。

高さはスーパーハイデッカーとあまり変わりませんが、1階部分も客席として活用できるぶん、より多くの客を乗せられるところが特徴です。

エアロエースとエアロクィーンの違い

エアロエースとエアロクィーンはそれぞれ仕様が異なるため、細かな違いは多くありますが、決定的な差は車高と用途です。

スーパーハイデッカーであるエアロクィーンは、ハイデッカーのエアロエースよりもデッキが高い位置にあるため、中2階の客席の視点もかなり高くなります。そのぶん窓からの眺望性に優れており、並走する車に視界を妨げられることなくドライブを楽しめるのが特徴です。そのため、用途は観光がメインで、特に最上級のラインは豪華バス旅などで重宝されています。

一方のエアロエースも、一般的な大型バスより視点は高いので観光バスとしても用いられますが、さらに高速路線バスや都市間高速バスなどにも採用されているところが特徴です。

なお、価格帯はグレードによりますが、観光用の豪華仕様になっているエアロクィーンよりも、エアロエースの方がリーズナブルな価格に設定されています。

エアロエース/エアロクィーンの魅力

エアロエースとエアロクィーンは他社の同種バスと比べてどのような魅力があるのでしょうか。ここでは両者の観光バス・貸切バスとしての魅力を3つのポイントに分けてご紹介します。

事故を未然に防ぐ高い安全性能

エアロエースやエアロクィーンには、万が一の事故を未然に防ぐための安全機能が搭載されています。

予防安全(アクティブセーフティ)として、ドライバーの視界を広く確保するサイドビューカメラや、車両周囲に人や車両がいないか検知するアクティブ・サイドガード・アシスト、アクティブ・ブレーキ・アシスト4などを搭載。

さらに、8速AMTや車両挙動安全装置などを採用することで長時間運転中の疲労を軽減してくれます。

また、衝突回避・衝突被害を軽減するための措置として、ドライバー異常時対応システムや、稼働中の高度な危険を緊急連絡するバスコネクトなども設置。走行中の事故リスクを大幅に軽減する工夫が施されています。

運行コストの削減を目指した高い経済性

エアロエースやエアロクィーンでは、大型バスならではの弱点である運行コストの負担を軽減できるよう、パフォーマンスを最大限に高める工夫を取り入れています。

大きなエンジン回転レンジや先進的な2ステージターボなどを導入することで、ハイパワーでありながら7.7Lという小排気量を実現。さらに、アイドリングストップ&スタートシステムを装備し、アイドリング中の無駄な燃料の消費を最小限に抑えます。

また、電子制御サスペンション(ECS)が走行シーンに合わせてエアスプリングやショックアブソーバーなどを電子コントロールする仕組みを採用。常に適切な車両姿勢を保つことで、無駄のない快適な走りを実現します。

乗客だけでなくドライバーも快適なドライブを提供

エアロエースやエアロクィーンでは、乗客はもちろん、長時間運転をするドライバーも快適に過ごせるよう、内装にも徹底的にこだわっています。

フラットフロアの客室はゆとりがある上、明るくて静音性も抜群。座席間の往き来もしやすく、団体での旅行にぴったりです。シートは心地良さとともに利便性にも配慮。シートバック裏面にカップホルダーや網ポケットを取り付け、長時間のドライブをゆったり過ごせる工夫をこらしています。

一方の運転席は、座り心地を改善するエアサスペンションや、冷えを軽減してくれるシートヒーターを搭載。さらに、運転視線を外さずにさまざまな機能を操作できるステアリングホイールスイッチの採用や、小回りの利く運転操作性により、ドライバーの疲労をしっかり抑えます。

エアロエース/エアロクィーンのバリエーション

エアロエースとエアロクィーンにはさまざまなニーズに対応できるよう、複数のラインをそろえています。ここではそれぞれのバリエーションの特徴をまとめました。

Eco Line(ベースモデル)

エアロエースのみに設定された最もベーシックなモデルです。ベーシックといっても、アクティブ・サイドガード・アシストや、アクティブ・ブレーキ・アシスト4といった安全機能は一通り搭載されています。

車間距離を自動で保ってくれるオートクルーズにも対応するなど、疲労対策も盛り込まれています。

Pro Line(上級モデル)

ベースモデルに先進的な装備を追加した上級モデルです。快適性と機能性にこだわっており、オートクルーズに自動停止・自動発信機能をプラスしたプロキシミティー・コントロール・アシストや一体型電動格納式車外ミラーなどがプラスされています。

側面窓には上固定・下サッシュレス引違窓を採用し、開閉時の手軽さと、雨水の侵入防止を両立します。

Premium Line(ラグジュアリーモデル)

上級モデルをさらに上質なものにグレードアップした最上級モデルです。客席は全席3点式ELRシートベルトを搭載し、安全性をアップ。また、上級モデルではオプション扱いとなるエアサスペンション+ヒーター付きのハイグレード運転席が標準付帯されています。

さらに、中間TVモニターやウォームライトで居心地の良い空間を演出しつつ、客席荷物棚下面をレザー張りにするなどして、おしゃれなインテリアも実現しています。

エアロエース/エアロクィーンは安全・快適な大型バスを探している方におすすめ

エアロエースとエアロクィーンは、大型バスのパイオニアとして業界をリードしてきた三菱ふそうの技術とノウハウを集約させた人気の大型バスです。

前者はハイデッカー、後者はスーパーハイデッカーモデルとなっているため、用途や目的に合わせて選ぶことが可能です。どちらのモデルも独自の技術や装備を取り入れることで安全性・快適性・経済性を高めているため、観光バスや貸切バスをお探しの方のニーズにぴったり合うでしょう。

なお、エアロエースとエアロクィーンは2025年に新型モデルを発売したばかりです。最新モデルは性能・機能ともにパワーアップしていますが、そのぶん値段も割高になっているため、「予算オーバーしそう」「コストがネック」と感じるのなら中古バスを検討してみることをおすすめします。

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