UDトラックスの中古バス車種やメーカーの歴史を詳しく紹介
UDトラックスは現在トラックの製造をメインにおこなっている商用車メーカーです。
国産のトラックメーカーの中ではよく知られており、国産4大トラックメーカーに取り上げられることもあります。
トラックでは有名なUDトラックスですが、バスの製造もおこなっていました。
UDトラックスのバスはどんな種類があるのか、そして中古でUDトラックスのバスを購入できるのかなどについて解説します。
UDトラックスは2011年にバス事業から撤退
UDトラックスは埼玉県に拠点があります。
もともとはボルボグループの子会社でしたが、現在はいすゞ自動車のグループ会社として経営を続けています。
社名の通り主にトラックの製造販売をおこなっており、国産4大トラックメーカーとして挙げられることも多いです。
トラックメーカーとして国内で多くの売り上げを出しているのは他にも日野自動車やいすゞ自動車、そして三菱ふそうがあります。
UDトラックスはバス事業にも参入していましたが、2011年に撤退しています。
観光バスや路線バスなどを展開しており現在では製造されていませんが、状態がいいバスは今でも走っています。
古くなってもまだ走れるものは海外へ輸出されることも多いです。
UDトラックスのバスの特徴
UDトラックスは日産ディーゼル工業時代に製造されていました。
トラックでもバスでも共通して、馬力が強い、内装に高級感がある、燃費がいいという特徴があります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
馬力が強い
UDトラックスの車体の車体は共通して馬力が強いという特徴があります。
数々の大型トラックを製造してきた技術と実績があり、一度に大量の荷物を運搬できるようにこのような馬力の強さを実現しました。
さらにクラッチも強いので、坂道の多いエリアでもスムーズな運転が可能です。
観光バスや路線バスなどさまざまな道を走るバスでも楽に長時間運電を続けられます。
内装に高級感がある
UDトラックスのバスやトラックは内装に高級感があるという特徴もあります。
バスやトラックの内装は機能性より注目されにくいですが、運転する立場になると内装は非常に気になるポイントです。
長時間その中で過ごすのであれば、高級感や特別感のある車種を選びたいと考える方は多いです。
また、バスやトラックで内装の高級感を大切にしているメーカーは少なく、こだわりの強い方は数ある有名メーカーよりもUDトラックスを選ぶというケースもあります。
国内だけでなく、UDトラックスのバスやトラックの内装は海外の運転手からも高く評価されています。
燃費がいい
UDトラックスのバスやトラックは燃費がいいです。
尿素SCRシステムという最新の設備を当初世界で初めて搭載したのはこのUDトラックスです。
このシステムを搭載することで燃費がよくなり、ガソリン代などのランニングコストを抑えることができるというのもUDトラックスのバスやトラックの魅力の一つです。
UDトラックスのバスやトラックは価格帯に幅があります。そのため、ランニングコストを抑えるだけでなく購入時の費用を抑えたいという方にもおすすめです。
UDトラックス（旧：日産ディーゼル工業）のバスは中古で買える？
UDトラックスのバスは現在製造されていないので新車を購入するのは難しいです。
ですが、中古市場にはまだまだ走れる状態のUDトラックスのバスがたくさん販売されています。
中古でUDトラックスのバスを購入する際のポイントや注意点を見ていきましょう。
海外需要も高いため品薄状態
UDトラックスのバスは中古市場で探せば見つけられますが、数はかなり少ないです。
まだ走れるものの中でもコンディションが悪いものなどは海外に払い下げられることも多く、UDトラックスのバスは特に中南米、アジア圏に人気があります。
海外に高く売ってしまった方が早く在庫をさばきやすいなどの理由からもう国内では購入できないものも多いので注意しましょう。
また、今後新しくUDトラックスの中古のバスが増えるということもありません。
中古バスの販売業者に在庫を確認してなかった場合は、すぐに別の販売業者を当たることをおすすめします。
走行距離や状態を確認
UDトラックスのバスを購入する場合は、走行距離や状態をしっかりチェックしましょう。
走行距離が長いバスは、見た目の状態や搭載しているシステムがいいものであってもメンテナンスの頻度が高くなったり、故障しやすくなったりすることが多いです。
故障していなくても思うように走れない、クラッチが使いにくくなっているなどの劣化が進んでいることもあります。
UDトラックスは現在バスの製造をおこなっていませんので、万が一部品の交換が必要になった際にもスムーズに部品を取り寄せることができません。
修理に時間がかかったり、高額な修理費用が必要になったりすることもあらかじめ覚悟しておきましょう。
販売業者のアフターサービスを確認
中古バスを購入する際はその中古バスを販売している業者のアフターサービスも確認してください。
先述の通り、UDトラックスは現在バス事業からは撤退しています。メーカーのメンテナンスを受けられない、部品交換に対応できないなどの可能性があります。
そんなときに中古バスを購入した販売業者がしっかりフォローしてくれれば、スムーズにメンテナンスや修理を進められます。
何年間の保証があるのか、メンテナンスはしっかり細部までおこなってくれるのか、万が一不備が見つかった際はどのような対応をしてくれるのかなどを事前に確認しましょう。
安心して取り引きができる販売業者から購入することが、気持ちよく走り続けるための大切なコツです。
使用用途やサイズ感を確認
UDトラックスのバスは大型のものばかりです。
その中でも観光用と路線用があり、使用用途がまったく違います。
求めているバスが小型の送迎バスなどの場合UDトラックスのバスは不向きです。
また、路線バスや大型観光バスは他のメーカーもたくさん製造しています。
メーカーによって席数や広さ、サイズ感などは違いますので、各社の特徴をしっかりチェックした上で選びましょう。
UDトラックスのバスは中古市場でも数が少ないので、なかなか見つけられないこともあります。
そんなときはサイズ感や使用用途など譲れない条件を書き出して、別のメーカーで代用できないか検討してみることも大切です。
UDトラックスの中古バスで快適な走りを
UDトラックスのバスについて紹介しました。
UDトラックスは残念ながらバス事業からは撤退してしまいましたが、その高い技術を用いて製造された大型観光バスや路線バスは今でも中古市場で高い人気があります。
UDトラックスのバスをお探しの方は中古バスを販売している業者をチェックしてみましょう。
中古バスを購入する際は状態や走行距離をチェックすることはもちろん、販売業者のフォロー内容や他のメーカーとの比較なども怠らないようにしましょう。
UDトラックスのバスは高品質ですので中古であっても快適に走れます。
中古市場で見かけたらぜひチェックしてみてください。
